旅行①

親戚の集まりを離脱して京都へ。小さな子を連れた家族がたくさん乗ってる特急を乗り継いでお昼過ぎに着く。夜行バスで到着して午前中の観光を終えた友達と合流する。

スーツケースが思ったより重い。目的にしてたお寺の中にあるカフェは年始で休業。代わりに韓国っぽい、コンクリート打ちっぱなしのカフェでカヌレとカフェオレを飲んだ。生まれて初めてカヌレを食べたけど、カリカリとモチモチのいいとこ取りみたいなお菓子で最高だった。

夜ご飯の調達のために錦市場に移動。コロッケを食べ歩きした。練り物、ごぼうの漬物、湯葉胡麻豆腐、フグの唐揚げ、ホタテの串焼きを買う。冷たいものを入れた袋をわたしが持って、あったかいものの袋を友達が持つ。大丸のデパ地下で高級なみかんを買う。レシートをみせて、預かってもらってたキャリーケースを引き取る。

バスを探して宿に向かう。どのバスがどこに行くかわからなくて、ボランティアのおじいちゃんに聞くも、なに言ってるかわからなくてバス停をうろうろ。ようやく乗れたバスは激混み。

ゲストハウスにつくとまず明かりがついていなくて、インターホンを押しても誰も出てこない。連絡して、セルフチェックインの手順を教えてもらって建物の中に入る。古民家の作りで温かみのある古道具や家具が並んでほんのり暗い。向こうの予約の勘違いで、思ってた部屋は空いていなかったけど、空き部屋を見せて選ばせてくれた。友達とは泊まれるならなんの問題もないよねって認識で、共通リビングのこたつで若干緊張しながら温まった。お詫びとして、一人1500円で泊めてもらえることになって逆に申し訳なかった。

貸切の共用キッチンで市場で買ってきた料理を温めて、お茶を入れてこたつの上で乾杯した。ちょうどいい量のご飯でそこそこに満腹になる。

友達が行ってみたいと言うバーに向かう。京都の大学生が集まるような酒場。タバコの匂いがきつくてしんどいけど、お酒を飲めて楽しいし、お酒が大好きな友達が楽しそうにしてるのを見て嬉しい。2時間弱くらい飲んで、銭湯に向かう。地元の銭湯で、観光客はいなそうだけど、おばあちゃんとか、夜のお店のお姉さんとかがサクサクと入っていった。お湯はめちゃくちゃ熱い。ドライヤーがひとつしかないのと小銭がなかったので、濡れた髪の毛のまま20分くらい歩いて宿に戻る。文豪が小説を書いてそうな部屋で明日の予定立てようって話してたけど、気がついたら友達は寝てて、私も余ってたみかんを食べてから寝た。