0529

母親の運転する車で、焼肉に出かけた。いつも行ってるお店の予約ができてなかったことが発覚し、父親はめずらしくイラつきモードだった。私はお昼をろくに食べてなかったから空腹でめちゃくちゃな情緒をしてた。人はお腹が空くと情緒がおかしくなる。20センチくらい開けた車の窓から、初夏の夕方の空気の塊が壁みたいに私の顔を押しつけて、その匂いで泣いた。比喩とかじゃなくて、涙が流れた。山の方の空は少し夕焼けで、反対側の空は切り取ってハンカチにしたいような綺麗な紺色だった。その部分をじっと眺める。そうしてるととてつもない孤独感に襲われた。妹は多分彼氏とのデート終わりで焼肉に合流する。この孤独感の正体は、焼肉屋のトイレで思い出した。多分、4月から毎週金、土、日のどれか一晩人と過ごしてたのに、各々の都合で今週はそのパーティーがなかったからだ。金土日、土曜日の4時間のバイト以外誰にも会わずに、どこにも出かけず、ずっとうちで作業してるか、寝てるかだった。こんなにも天気がいいのに。やっぱり私は極端に寂しがりなのかもしれない。それと、金曜日にあの子のLINEを一旦切ってしまった。

 

明日、最終面接、元恋人の家の二駅手前まで行く、電車で一時間半かけて。さらに終われば、すぐ学校に戻ってサークルの会議をするために後輩を集めないといけない。トリプルファイヤーを聴いて緊張感を外部委託する。あの子がもし私に興味持ってくれてたりしたら、一緒に公園に行きたい。

 

焼肉、今日はちょうどいいところで食べ終わらせて、とっても幸せな気分。お腹満たされると情緒が安定して、あたまがまわる。